職業別・時間生産性

  1. 時間生産性とは?
  2. 美容師の時間生産性
  3. 職業別時間生産性
  4. 美容ビジネスモデルを考える

時間生産性とは?

もっとお金欲しいな〜と思った時に労働で稼ぐのが前提だと
・労働時間の伸ばす
・時間当たりの報酬額を上げる(時給を高くする)
この2つのやり方に絞られます。

しかし、1日が24時間と決まっているので労働時間を伸ばす方法には限界がありますし、24時間働き続けることは不可能です!

そうすると『時間当たりの生産性を上げる』方が現実的だと思います!

生産性を上げても会社に利益があるだけでなかなか給料なんて上がらないじゃん!という方は少し違った角度から考えてみましょう!

会社は高い給料を支払ったり待遇を良くしようとした場合に原資となるお金が必要です!
そのお金は会社の売上になりますが 売上<給与 になったら会社のお金がなくなってしまうので必ず 売上>給与 となります!(もし逆になっている場合は潰れる危険度が高い危険な会社です)

この売上を上げれば上げるほど会社は原資が増えるので給与や待遇が良くすることができます
ただし、労働時間を増やしてしまうと残業代の支払いをする分、原資が減ってしまうので契約時間内で1時間当たりの生産性を高める方が利益につながります。

原資のある会社は2つのことに使えます!
・社員の待遇を良くして安心して長く働いてもらう環境作りをする
・事業を発展させるための投資として使う

もし会社のお金をどちらにも使っていないとしたら将来性のない会社なので潰れる前にやめた方がいいですね!

職業別時間生産性

では美容業界以外の時間生産性をみてみましょう!

内閣府のデータを元に日本生産性本部が作成した資料です!
出典:日本生産性本部

美容師が含まれるその他サービス業の時間生産性は2,285円に対し、化石石炭製品関係が80,909円、不動産業が30,213など30倍以上の時間生産性の業種もあります。

一時期の任天堂の時間生産性も45,000円くらいだったと思いますが年間の一人当たりの労働生産性が1億円になっていました。

年収ベースで考えると1396万円のシステムアナリストが1位で美容師は453万円の244位と3倍の開きがあります(一説には300万以下とも言われています)
出典:職業別モデル年収平均ランキング(マイナビ)

時間生産性が高いと年収が高くなるだけでなく、短時間で高収入が得られるということでもあるので週3労働や1日3時間労働でも高収入を得られる働き方が出来る様にもなります。

3D_Maennchen / Pixabay

美容師の時間生産性

美容師の時間生産性を考えてみましょう!分かりやすくするためにカット(商品販売や役職手当などは省きます)で考えてみます。

美容師の時間生産性は、対人サービス業の技術職なので1時間で行える施術の料金が時間生産性になります!
カット料金5000円を1時間かけて行う方は時間生産性5000円ですし、10分1000円で行う方は6000円になります。
アシスタント1人に手伝ってもらい同時に2人担当したとしても一人当たりの時間生産性は変わりません。

さらに稼働時間が8時間だとして8時間全てでお客様の予約が埋まれば
カット料金5000円 × 客数8人 ÷ 8時間 = 時間生産性5000円
時間生産性になりますが4時間だけお客様が入っている場合は
カット料金5000円 × 客数4人 ÷ 8時間 = 時間生産性2500円
となります。

皆さんの時間性は平均の2,285円を超えていますか?

美容ビジネスモデルを考える

・従来型の美容室
出典地域やターゲットにより変わりますが一般的に土日がピークになります。
そのピーク時に予約の取りこぼしがない様にスタッフの休日を平日にしたり、アシスタントを雇い備えていました。
ピークタイムの時間生産性は高くなりますが平均化した場合に低くなる場合があるため、予約の分散と客単価アップ、アシスタントの戦力化が求められます。

・1000円カット
メニューをカットに限定しマニュアル化する事で誰が担当しても同じ仕上がりになるようし、更に予約ではなく来店順にする事で回転率を上げたビジネスモデル。
駅やショッピングモールのデットスペースでも出店できビジネスマンの空き時間でも来店できる手軽さで一躍全国に広がった。

・業務委託サロン
低価格とスタイル写真のイメージ戦略を元にホットペッパーなどの広告戦略により集客を測るビジネスモデル。
美容師と雇用契約ではなく業務委託契約を結ぶ事で高いバック率と自由な労働時間で求人をし、集客した客の取りこぼしがない様にしている。
更に社会保険などの人件費を抑える事分を美容師への報酬に上乗せする事と歩合制にする事で施術時間の短縮や長い営業時間を実現し回転率をあげる事で低価格でも利益を出せる仕組みになっている。

・シェアサロン
雇用や業務委託契約などではなく、美容師とシェアサロンがBtoBの関係で契約をする事で従来型サロンと美容師の収益や関係性を逆転させたビジネスモデル。
美容師自身の裁量で様々な使い方や働き方を実現できる事とサロン内のシステム化で人件費がかからない様にする店舗作りをしている。

 

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