好きから始まった美容師&カレー屋のパラレルワーク

美容師一筋!!の充実した20代
around30自己観照の先で繋がるパラレルワーク
 〜金原朋子さん〜

[複業美容師] 今回は美容師の他にカレー屋さんの一面を持つ金原さんにインタビューです。
よろしくお願いします。
美容師と飲食業は異色の組合せになりますが、1週間どんな働き方をしているのか教えてください。

[金原]  本業の美容師を基本的に水曜〜日曜まで
月曜日がカレー屋さん。火曜日は一応丸々offの日にしています。
あとは最近は結構減らして他の美容師仲間に振っていったヘアメイクの仕事をたまーにやっていますね。
カレー屋さんの準備/買い出しや仕込みは日曜の美容師の仕事を上がって夕方〜夜にかけて事前準備を。月曜の朝〜仕込んで昼からOPENって感じです。

カレー屋さんの営業は月曜のランチタイム?提供はテイクアウトありですか?

11:30〜売り切れるまでなので早い時には13:30頃終了も。月の中頃で暇な時はダラダラいって15:30位までですかね。ルーがなくなり次第終了です。
テイクアウトも初めはやろうとしてたんですけど、イートインのお客様でめちゃめちゃ混むんです。12時台の混んでる間にテイクアウトをやるってなると本当に余裕がなかったので最近ちょっとお休みしてます。
※現在はコロナウイルス感染拡大防止対応としてイートインの席数を減らしテイクアウトと合わせて
営業しています※

スパイスの魅力に惹きつけられプラスの生業に
すごい人気なんですね。メニュー展開はどんな感じにしているんでしょうか?

メニューは月替りで、カレー3種と副菜4種・月に1or2度ビリヤニ≒インド版パエリアみたいなものは大量に作るのが結構難しいので限定5〜7食でやっています。

なるほど。カレー屋さんはどこで営業しているんですか?

池尻大橋のイタリアンのお店を間借りしています。2店舗あるイタリアンの1つの店舗が空いているのでどうか?ってお話しを知り合いのツテでいただきまして。

でも週1日の使用でよく借りるOKでましたね?

そうなんです。週1回使用とかでも大丈夫って。
私達が使っている月曜以外は以前にそこのお店にいた人が色々事情があって戻って来たらしくその人達が間借りのスペースとして借りて使ってるみたいです。

そうなんですね。では月曜の夜の時間は店舗空いてるんですか?

空いてるようなので夜の営業も考えています。
結構お昼の時間がMAXでこれ以上の利益あげるのが難しいんですよね。席の回転数と自分達のオペレーションの時間を含めて今が混んでる日のMAXなので夜を2時間だけやろうかと検討中です。

ちなみに現状カレー屋さんは利益どれくらい出ているのでしょうか?

一応50%超えてますね。
ホールと厨房がかなり別れているお店なのでホール担当の人が必要でホールと調理補助で1人入ってもらっているんですがその人に人件費払ったとして利益率は50%位あるかな

じゃあ十分儲かっている感じ?

儲かってるのかな?あんまり儲かってる感じはしないけど(笑)。

興味&好きはいつでも魅力あるPOWER ITEMへと繋がる
飲食店を経営するのに必要な資格はありますか?

はい。食品衛生管理っていう美容師だと管理美容師的な資格ですね。
それを1日に講習&テスト受けて免許を取れば飲食は出来ます。合格率65〜70%らしいので大体は1日で取れますよ。

調理師免許とか栄養士の資格とかは?

調理師免許は基本的になくても大丈夫です。ただ、調理の技術に自信がないなら取っておいた方がいいですね。でも調理師免許とるのって一応現場で何年かやってないとダメなのでちょっと手間がかかるかな。
栄養士の資格もなくても食の提供はできます。

資格面では思ったよりハードル低めですね。複業を「カレー屋さん」での流れを教えてください。

元々カレーは好きで3年前位にスパイスカレーのワークショップを受ける機会があったんです。初めてスパイスからのカレー作りがすごい楽しくてその方のレシピ本を購入し自分で作り始めました。

インドのお米がバスマティ米っていうんですけどGI値(食後血糖値の上昇度を示す指数)が日本米の半分以下なんですよね。だから糖質が割と低め。
年々基礎代謝が減っていって体形の変化とか女性はやっぱりそういうの気にするじゃないですか。でも安易に炭水化物を抜くのはダメ。炭水化物は体を動かすエネルギー源としての重要な栄養素だから。だから「抜く」より「選ぶ」のが大事で。その点スパイスカレーは小麦も入ってないから胃もたれもしないし、おいしく食べながら糖質がそんなに上がらない。嬉しいですよね。
あとスパイスの色々な効能ー心臓病に効く、胃癌の発生率を抑制してくれるーとかの情報がちょうど同時に色々入ってきて、益々興味が惹かれ「これって体にいいんじゃないか」って。

最初は自分で楽しんで美味しいから友達とかスタッフに振る舞いはじめてそうしたらすごい美味しいってみんな喜んでくれて「これ店やってみれば」って言われて調子に乗って「じゃあやってみようかな間借りで」って言ってたら「そう言えば、あそこ店空いてるって言ってたけどどう?」みたいな話が転がり込んできてとんとん拍子で。

だからタイミングですね。

                 
           ーオンラインショップ始めました!ー

すごい!それはもうGOのタイミングですね。
ちなみに金原さんは誰でも知ってる某有名サロンでガッツリやってたじゃないですか。
アラフォー世代の美容師さんてカリスマブームの真っ只中知ってるし、いくらでも売上げ上げろよって条件で入ってスタイリストになるのも一苦労の中で第一線で活躍してヘアメイクもやってて、そんな人がなぜ他路線へ?
そのままガッツリやってけばいいのにって客観的にみると思うのですが。

普通そう思いますよね。
実際大手のサロンでバンバンやっててめちゃめちゃ楽しかったんです。朝から晩までサロンにいてガッツリ楽しく、休みの日も朝早くから撮影に行ったりまあもう順風満帆って感じだったんですよね一見。

けど、33位の時に体調をすごい崩してその時にふと「私この先どうするんだろう?」ってタイミングがあった。このまま楽しいけれど馬車馬のように24時間365日を美容の仕事に費やす果たして今後もこれをずっと続けていくのだろうかと。
30歳手前で仲良い人達とも出会って忙しく働いている中でもキャンプなど遊びに行ったり夜飲みに行ったりほぼ家にいない状態。「それってちょっとどうかな?」って思いが出始めてきて。
ただその大手のサロンにいるということは結婚して出産ってことにでもならないかぎりその生活が変わることは多分ないんだろうなって環境でもあったんですよね。

サロン側から求められているんですね

そう。逆にそれをしないといられない or いちゃいけないみたいな空間だったから。それに対して次第に疑問を持つようになって、一旦リセットしたいなと思って前のサロンを辞めたんです。

病気になったりして本意ではない時間ができてしまった時って普段なら考えないようなことを色々考えるじゃないですか、例えば、ー当たり前だけどいつか死ぬんだなーとか。
いつ死んでも悔いがない人生を送りたいなと思った時に、「自分の好きなことをもっとやらなきゃ」って。今までは美容だけで忘れちゃっていたけれど美容以外でもきっと好きだったことや会いたかった人とかがいるはずで、もう一回思い出したいなと。

で、この4年位今のサロンでフレキシブルに働いていてって感じですね。
以前より自由になる時間で、アクセサリーを作ったりもしてネットで売ったりサロンに置かせてもらってたりとか、ヘアメイクの仕事も増やして色んな人に会うようにもしていたんですけど、正直それって前のサロンにいたのとあんまり変わらなくて。

スパイスカレーは始めたことによって新たな出会いや友達との時間も増え、色んな体験ができてワクワクした日常が増えましたね。そして自分の周りの人と人とを繋ぐ新たなツールにもなりこれを形にしたら面白そうだなと「クーリターリ」を始めた感じですね。

実際女性の美容師さん達って男性より途中で途中で美容師じゃなくなっていく人達がいっぱいいると思うんですよね。その理由が時間がなかったり、仕事ギッチリになって立ち止まった時にどうなんだろう?みたいな。

40歳以上の代って本当に美容師大好きで一生この仕事賭けて本望ですみたいな人達じゃないと残っていけなかったり、子育てなどで収入面を考えて家の近くの地域密着サロンで働くかしか選択肢がかなり限定されていた。だからいい人もいっぱい抜けていく、まだまだ美容師としてやっていけるとかお客様からの信頼も厚い人も残れなかったり。
そういうのってどうしていくと良いと思いますか?

いい人達が抜けないようにってことですかね?

それに関しては結構20代からの流れが大きいかと。やっぱりサロン側も人材育成の面で本人の士気を高めるのって大事だしモチベーション上げるのもサロン側の仕事だったりしますよね。
それに対して女性に限らず美容師さん達は期待に応えたいし、自分も高みにいきたいっていう思いでバーっと突っ走りますよね。その流れのままいかないようにコントロールしてあげることもサロンの仕事なんじゃないかなってちょっと思ったりします。

アシスタント〜スタイリストのある程度まではその育て方でいいと思うんだけど、ある<一定の目標の数字を超えてからのその本人の走らせ方をもうちょっとコントロールする余白を持たせてあげる>というか。
ただ、サロン側には余白を持たせてあげると独立し出たいと思ってしまうのではとかの心配があって囲いたがってしまうんじゃないかと思うんですけど、そのまま突っ走らせ過ぎるとブレーキの駆けどころがわからすに体調を崩してしまったり、目隠しした猪のようにそのまま違う見えない方向に突っ走っちゃう人もいるんじゃないかなと。
本当に限られた頭のいい人なんかは着々と自分の道を登っていくんでしょうけど。
まあよりパーソナルな部分が求められることにはなっちゃうんですけどね。

なるほど。
これは個人的な意見になりますがアッパーを決めちゃえばいいと思っていて。
例えばあなたを雇うことによってサロン側はこの位の利益が欲しいんですよってラインを設定。そこを下回らなければ週何回休んでもOKとか他の利益だしてもOKとか。
それこそサロンも複業して個々の複業としてのやりたいことをサポートしつつも利益が出るようにもっていってあげる。例えば100万の利益が出るようにだとしたら美容師だけで100万じゃなくて、美容師+カレー屋さんで100万でもいい。そうしたらサロン側も利益は十分出るのでそういうシフトにだんだん変えていくと辞めなくて済むような気もするんですよね。


金原さんはカレー屋さんの今後の展開はどう考えていますか?

今のカレー屋に関してはここから大きくするとかフランチャイズ展開するとかは全く考えてないんです。
お客様方が私に逢いにきてるみたいな人が多くちょっとバー的な感じになっているので私が出ないと多分意味がないなって感じになっているので美容師のときと変わらないんですよ。
楽しいし時間も短いのでいいんですけど結局自分が働かないとダメだみたいな環境を自分で作っちゃってる。

どの位先になるかわからないんですが、今後の展開としては食のシェアスペース』を作りたいと思っています
今の店舗間借りさせていただいけて、すごいラッキーで良かったんです。今も楽しくやっているんですけど当然だけど間借りのデメリットもありますよね。その《間借りのデメリット面でのなるべくストレスを減らす》っていうのがまず1つ。
今後自分の店舗で独立する人よりも私みたいに間借りで気軽に複業始めるって人がどんどん増えていく、その人達に場所提供をして快適に楽しく始めて欲しい。そこからゆくゆく自分の店舗を持って独立していっても構わないという空間《簡単にチャレンジできる場所を作りたい》のともう1つは1つのテナントに毎回同じ店があるのもいいんだけど週替わりで色んなお店が入っていた方が《近隣で働いている人たちが食事をより楽しんで来てもらえる場所を作れたらいいな》と。

その3つの理由から「食のシェアスペース」シェアサロンを作りたいなと考えています。

複業の道⇒カレー屋さんから見つけた新たな目標
なるほど今を踏まえてステップアップ↑。
美容師さんで今後飲食を複業として始めたいと考えている人達に、こんなことから始めるといいよとかこういうところ大切だよとかアドバイスするとしたらどんなことですか?

まず当然ですが最初に食品衛生の免許をとることが大事です。
一番怖いのが食中毒とか。《「食」はお客様の身体に影響することなので衛生面に意識をもっていくのが大事》で勉強にもなります。

それプラス飲食を始めるにあたっては、「食」って身近なものだから美容に比べて人から意見をいただきやすい。身近な人の意見を聞いて《自分の作りたいものと人から求められるものの部分を一致させておくことが結構大事》なのかなと。

カレー屋始めてみんな喜んでくれたんだけれどもカレー好きの中にも色んなタイプがいるっていうのが始めてからわかったんですよね。それは事前にリサーチしとくべきだったなと。カレーって答えは1つで簡単シンプルかなってカレー=カレー的な。認識的には色んなタイプがあるのはわかっていたんですけど、例えばカレー=南インドって感じだけど、南インド、北インド、ネパール、スリランカ、タイとかいろんな宗派みたいなのがある。その中でもうちょっと自分が好きなもの嫌いなものでもいいし、これは日本人にうける受けないもそうだしそういう部分のリサーチが結構ざっくりで足りてなかったなと。日本人はスリランカ系は好きだけど、ネパール系は人によるとか傾向があるんです。始める前は時間があると思うので準備と同時にリサーチをもっとやっとくべきだったなと思いましたね。

最後にメッセージありましたらお願いします。

40歳手前同世代でこの先どうしよう?って思っている人は多いと思う。
この世代での女性美容師さんは多分ストイックな人しか残ってなくて真面目にずっとやってきた人が多い。
20代の頃は楽しくて、30代になって体力的にも失速してると感じている人でこのままの働き方で大丈夫だろうかとの不安と今まで頑張ってきた分の行き詰まり感というか次の壁(目標)が見出せなくて燃え尽き症候群になっちゃってる人もいるんじゃないかなと。
そういう人達に自分の周りの何でもいいからとりあえず打ち込んでその先に新たな道が出来たんだな、出来るんだなっていうこともあるよってことを知ってもらいたいです
また、私はカレー屋さんを始めたことで美容の仕事を客観視することができて改めて美容の仕事が好きなんだなと感じることも出来ました

ありがとうございました。

 


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