- はじめに
- 従来型美容室モデル
- 労働生産性<時間生産性
- 脱・対人サービス業
■はじめに
結論から言うと、美容師または美容室の収益を最大化させる一番の方法は〝複業〟を行うことです!
美容室経営の特徴は大きく2つで
・『労働集約型産業』と言われ人的要素が非常に強いビジネスモデル
・ユーザーがサロンへ来店して初めてサービスが提供できる『対人サービス業』
になっています。
この概念に囚われない発想の『複業』を行うことが高収益を生み出す第一歩になります!
■従来型美容室モデル
過去の人気店の事例や良く美容室経営向けの経営セミナーなどで言われるのが
・人数(店舗)を増やす(客数とスタッフ数)
・施術スピードを上げる
・営業時間を長くする
・客単価を上げる
・商品を売る etc…
と言うのが一般的かと思います!
例に上げた方法は全て『対人サービス業』が前提条件となっているので
客数 × 客単価 = 売上高
となり、美容師に求められるのは『売上』『客数(カルテ数)』『客単価』となり評価基準にもなっています。
従来型美容室モデルではスタッフ個々の能力により売上が大きく変化するので教育やビジョンの共有を高いレベルで維持し続けることが求められます。
■労働生産性<時間生産性
労働生産性は
売上 ÷ スタッフ数 = 一人当たりの労働生産性
となります。
昔はスタープレイヤーが何百万もの売上を上げてアシスタントがフォローするスタイルが主流でしたが、スタッフ数が少なく求人が難しい近年はアシスタントも戦力と考えスタッフ一人当たりの売上を50〜80万程度で平均化する考え方が主流となっています。
この方法だと新卒スタッフの戦力化が鍵になるので教育やメニューのシステム化とケアメニューの充実を測りスタッフ能力の平均化する戦略になので他店との差別化が難しいのが今後の課題になりそうです。
更にこれからの美容師が一番重要視しなければならないのは時間生産性です!
時間生産性とは
1時間当たりの時間生産性 = 売上 ÷ 総労働時間
一人当たりの時間生産性の場合は
1時間当たりの時間生産性/一人あたり = (売上 ÷ 全スタッフの総労働時間)÷ 全スタッフ数
と計算すると1時間当たりスタッフ1人でいくら売上を上げられるかが算出できます。
時間生産性に目を向けると
『予約の空き時間 = 収益を産まない時間』
と言うことに気付きます!
この空き時間を如何に収益化するか?が収益最大化のポイントになります!
■脱・対人サービス業
従来型美容室では労働生産性を上げるために
・最小スタッフ数で最大客数を担当する
・長時間労働をする
・施術時間の短縮(回転率アップ)
などスタッフ労働力や労働意欲を摩耗させる戦略で対人サービスを前提としている手法が多く見受けられますがこれらの手法は長期的な運用には不向きです!
複業を始める第一歩は美容室経営の対人サービス業の意識から抜け出し、お客様がいない空き時間をどんな方法で収益化するかを考えることから始まります!
立地・人材・知識・経験など自分の周り全てがあなたの資産になっています!
それらに資産を如何に運用していくか?アイデア次第で収益方法は無限にあります!
空き時間の収益化の方法は
フリーランスや少人数の場合
『専門的』『短時間』『自分では出来ないイメージ』
チームや会社組織の場合
『単純作業で』『短時間』『誰にでもイメージできる』
のものであればあるほど収益が高くなる傾向があるので、脱・対人サービス業を自分の『資産』を考えるところから始めてみましょう!
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